地域おこし・審判員…未来の自分と約束 現役生が新橋で居酒屋経営(下) (2/6ページ)

2013.6.2 16:35

お客さんやメンバーが夢を書き込み続けてきた「夢ノート」。現在で16冊目だ=2013年5月12日、東京都港区新橋の学生居酒屋「あるばか」(学生居酒屋「あるばか」4代目メンバー撮影)

お客さんやメンバーが夢を書き込み続けてきた「夢ノート」。現在で16冊目だ=2013年5月12日、東京都港区新橋の学生居酒屋「あるばか」(学生居酒屋「あるばか」4代目メンバー撮影)【拡大】

  • メンバーによるメニュー開発会議。店舗運営だけでなく、経営もすべて現役大学生の11人で行っている=2013年5月4日、東京都港区新橋の学生居酒屋「あるばか」(学生居酒屋「あるばか」4代目メンバー撮影)
  • こだわりの料理とお酒でお待ちしています!=2013年3月31日、東京都港区新橋の学生居酒屋「あるばか」(学生居酒屋「あるばか」4代目メンバー撮影)
  • 東京都港区新橋の学生居酒屋「あるばか」=2010年9月8日開業。(C)学生居酒屋「あるばか」
  • 東京都港区新橋の学生居酒屋「あるばか」=2013(平成25)年5月26日現在

 私が「あるばか」に出合ったのは大学3年の冬。東京に学生が経営する居酒屋があると聞き、初代代表の石塚泰斗さんを訪ねて沖縄から上京した。細い路地を何度も迷いながらお店にたどり着いた瞬間、彼とその仲間たちが笑顔で「いらっしゃいませ!」と迎えてくれたことを昨日のことのように覚えている。

 「学生だからこそできることを通して社会に価値を提供したい。夢は大学教育を変えて一人一人が輝ける社会をつくること」と話してくれた石塚さんの言葉から、大学生が経営することの意味を感じた。

 あの日に出会い、お互いの夢を語り、「絶対にかなえよう」と誓い合った時間と空間は、今でも明日を生きる活力となり、夢を追いかける原動力になっている。

 「夢と希望にあふれる社会、一人一人が輝く社会をつくる」。私がノートに書いた夢だ。現在、沖縄の離島に定住して、島の子供たちの将来のために、島の未来のために、地域おこしの仕事や15歳で親元を離れ島を旅立つ若者たちの支援を行っている。道半ばだが、夢を追いかけ続けている。

“初あるばか”で言葉が出なかった常連も

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!