これからも、あの場所で出合ったたくさんの夢や志を心の支えに、かけがえのない仲間たちと交わした「約束」を果たすために、着実に一歩ずつ進んでいきたい。
同年代の姿に刺激
2人目は1年前からの常連、福田茂雅さん(22)、通称・福ちゃん。
ちょうど1年前、知り合いの社会人の方に「新橋に学生が経営している居酒屋があるよ」と連れてきてもらったのが、“初あるばか”だった。その時話した、3代目のメンバーは、夢を語ることにためらいがなかった。そしてありのままの姿で自信を持って楽しそうに働いていた。自分ができてないことをやっている。言葉が出なかった。
メンバーはほとんどが同い年で同じ大学生だったが、私よりも明確に夢を持ち、目を輝かせていた。はっきりとした夢を持てない自分は、うらやましく、悔しい思いでいっぱいだった。
彼らに負けたくない。彼らからたくさんのことを学びたい。あるばかに何度も通うようになった。メンバーと夢の話をたくさんして、自分の本当の夢をはっきりさせたかった。メンバーと語り合うことでそれができると信じていた。