5月22~24日にパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展」に出展した三輪EV「エレクトライク」と開発した日本エレクトライクの松波登社長【拡大】
高いハードルを越えるには、高い技術力が必要だが、無名のベンチャーに力を貸す技術者を集めるのは簡単ではない。にもかかわらず、日産自動車でEV開発プロジェクトリーダーなどを務めた千葉一雄を取締役技術部長として迎え入れることができ、トヨタ自動車やトヨタ車体、市光工業出身者も役員に名を連ねる。万全の布陣を整えることができた。
オンリーワンのベンチャーに自信
「クルマ好き・レース好き・(機械いじりが好きな)メカ好き」という優秀な若手エンジニアも加わった。今も現役のラリードライバーとして過酷なレースを楽しむ松波登が積んだ経験と知恵をフォローする。
こうして高密度なリチウムイオン電池を搭載しながら軽量なシャシー(車台)を使うことで車体を軽くし、電池も小型化。充電も楽で走行距離も伸び、家庭用の100ボルト電源で6時間充電すれば約40キロ走る。