シャープ株主総会の会場前で取材を受ける株主=25日午前、大阪市北区(安元雄太撮影)【拡大】
25日、大阪市内で開催された経営再建中のシャープの株主総会では、株主から経営体制や事業に踏み込んだ質問が相次ぎ、アナリストさながらに素人離れした質問を連発する出席者が目立った。高値で株式を購入した株主にとっては、現在のシャープ株価の低迷は含み損を抱える苦境。企業と“一蓮托生(いちれんたくしょう)”の必死さがうかがえる総会となった。
「工場は暇と聞くが…」
「(中小型液晶大手の)ジャパンディスプレイの工場はフル稼働らしいが、なぜシャープにはできないのか。暇と聞く」
「新技術のIGZOは有機EL(エレクトロルミネッセンス)に勝てるのか?」
総会の中盤、赤字にもかかわらず、今後も主軸に据える液晶パネル事業の命運について、男性株主から質問が飛んだ。
ディスプレー事業を担当する方志教和専務は「(米アップルからの受注減という)変動による影響を受けてきたのは確か。複数の顧客を持つことで安定を図っていきます」と釈明。今後の見通しについて「大型液晶は今年度、来年度はフル稼働。中小型は今年1~3月は落ち込みましたが、今後は高い稼働率を想定しています」と述べた。