シャープ株主総会の会場前で取材を受ける株主=25日午前、大阪市北区(安元雄太撮影)【拡大】
商品開発にも踏み込んだ質問が起こる。総会の終盤、男性株主は甲高い声でこう追及した。「なぜ、消費者がシャープの洗濯機を使わないか分かりますか? タッチパネルが使いにくいんですよ。テレビのリモコン操作を比べたことありますか。シャープ製品は、とくに年寄りにはものすごく使いづらい。消費者の目線に立ってるんですか?」
これに対し、水嶋繁光副社長は「シャープの伝統だったお客さま視点が、ここ数年、失われていることについては猛省をしています」と述べ、「貴重なご意見ありがとうございました」と頭を下げた。株主と経営陣の問題意識が一致した例といえそうだ。すでに東南アジア諸国連合(ASEAN)向けの事業では、改良が進んでいるという。
株価は全盛期の5分の1に
25日のシャープ株価の終値は前日比1円安の400円とほぼ横ばい。株主総会での経営陣の答弁にニュース性はなく、ほとんど材料視されなかったようだ。