電子書籍「なじみやすさ」前面に 凸版印刷など客層拡大へ新サービス (1/3ページ)

2013.7.9 07:30

凸版印刷が開発中のスマホ向けアプリ。電車内の中吊り広告を見る感覚で雑誌記事を選べる=3日、東京都江東区の東京ビッグサイト

凸版印刷が開発中のスマホ向けアプリ。電車内の中吊り広告を見る感覚で雑誌記事を選べる=3日、東京都江東区の東京ビッグサイト【拡大】

 印刷会社が電子書籍の事業展開を加速している。凸版印刷はスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末の画面の高精細化に対応した、読みやすい書体の開発をスタート。大日本印刷は今秋、子供向けの電子書籍サービスを始める。いずれも紙媒体にとどまらない幅広い消費者を意識した対応で、電子書籍の普及を後押ししそうだ。

 凸版印刷は電子書籍向けの新しい書体の開発に乗り出した。第1弾として今秋、書籍本文に用いる「明朝体」の提供を始める。電子書籍は印刷工程で文字がつぶれる心配がないため、従来の明朝体よりも線を太めにする。

 画面上で文字を拡大しても読みやすいという。2016年春までに、明朝体のほかに本文用のゴシック体など合わせて5書体を順次提供していく計画だ。

 「電車の中吊(づ)り広告で見た週刊誌の気になる記事を、そこだけ読みたい」といった“ちょい読み”需要の取り込みでは、同社がバンダイナムコグループと共同で開発中のスマホ向けアプリ「中吊りアプリ」が注目されそうだ。

「ニンテンドー3DS」向けに電子書籍を閲覧するためのソフトを無料提供

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!