しかも、発進、低速時は電気モーターで走り、スピードが上がるとエンジンが作動し、急加速や急坂ではモーター動力も加わる仕組みを採用するなど、基本動作は今でも変わらない技術をこの時点ですでに確立していた。「ホンダに比べ、トヨタのハイブリッド技術は圧倒的だった」(証券アナリスト)。
リッター40キロへ競争白熱
これに対しホンダは、1999年11月にインサイトを発売。山道や高速走行には、エンジン走行の方が効率が高い点に注目し、電気モーターを補助動力にする方式を採用。ガソリン1リットル当たりの燃費性能は35キロ(当時の燃費モード)と世界最高効率を達成した。
しかし、定員がプリウスの5人に対しわずか2人となったこともあり、発売から約7年で1万7000台と低迷。97年から約6年販売した初代プリウスの12万台に大きく水をあけられた。
2009年2月に投入した2代目インサイトでは普及を優先するため、4人乗りとしたことに加え、燃費効率よりも価格を重視する方針に切り替え、200万円を切る189万円を設定した。