運行ルートは1泊2日と3泊4日(1泊は旅館泊)の2コース。費用は2人1室の利用で1人約15万~56万円台までで、一流の食事はもちろん、3泊コースは旅館の宿泊代も含まれる。来年3月までの予約は倍率9倍という高さで完売し、現在は来年4~6月の予約を受け付け中だ。利用予定者は関東地方からが3割以上を占め、定年退職前後の夫婦や女性同士が多いという。
JR九州は多くの観光列車を有しており、バーカウンターを持つことで話題になった「A列車で行こう」、ななつ星など大半を著名な工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が手がけている。
観光列車には運行列車数が少ない路線を有効活用する狙いもある。また、燃料代などの運行コストも大都市間を高速で走る特急のようにはかからない。その代わり内装に贅(ぜい)を尽くした。ななつ星の場合、ラウンジ車、食堂車を含めた7両編成で製造費用は30億円と九州新幹線並み。客室にはシャワー・トイレも完備し、洗面台に使うボウルは、6月に亡くなった有田焼を代表する14代酒井田柿右衛門の遺作という凝りようだ。