JR東日本は、早ければ2016年春を目標に、東日本各地を3~4日間かけて周遊する豪華観光列車の運行を開始する。東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方などを「観光を通じて活性化したい。利用客には、価格に見合うもてなしとサービスを提供し、非日常的な空間を楽しんでもらいたい」(冨田哲郎社長)という狙いがある。
アクティブシニア照準、景気回復も追い風
高額だが、ゆったりとした旅をアクティブシニアに提案する。料金は1人当たり20万円前後を想定。新たに製造する豪華列車は10両編成で、うち6両を客車とし、ベッド、シャワーを備えたスイートルームの客室を2~3室設ける。食事やお酒はダイニングルームやラウンジで楽しめる形式をとる。列車は著名工業デザイナー、奥山清行氏が監修する。