JR西日本も、アクティブシニアを主要顧客層に想定した豪華寝台列車の導入を、17年度までの運行開始を目標にして準備を進める。価格設定はJR九州よりも安めの10万~30万円を想定。京都や島根の日本海側や広島といった瀬戸内側を数日間かけて周遊するコースを検討している。車両の前方と後方には展望台をそれぞれ設置し、食堂車では沿線でとれる魚介類や野菜を提供する。真鍋精志社長は「郷土芸能など各地域の良さを楽しんで知ってもらいたい」と話す。
クルーズトレインは海外では多くの例があるが、日本では、ななつ星が初めて。団塊の世代が本格的にリタイアを迎え、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による景気回復が追い風となって利用希望者が増えているとみられる。
九州は海、山と自然が豊かで、地元食材も豊富と「クルーズトレインに適した地域」(大手旅行会社)。相次ぐ参入で、今後はいかに地域の特性を打ち出すかと、若い世代が気軽に利用できるような価格設定が課題となりそうだ。(藤沢志穂子、西川博明)