住宅ローンの金利【拡大】
金利引き下げの余地が乏しくなる中、銀行のつばぜり合いは新たな局面に入った。
みずほ銀が8月に発売した住宅ローン商品は、まとまった学費を支払う必要があったり、育児休暇の取得で収入が減った場合に月々の返済額を減らせるなど、家計の支出状況に応じて返済額を増減できる仕組みを取り入れた。りそな銀は女性を対象にした住宅ローン商品を6月に刷新。頭金がなくてもローンを組めるようにしたり、返済期間中にホテルやレストランの割引を受けられる特典も用意した。
インターネット銀行や地銀も勢いづいている。ネット経由でローン契約ができるサービスを展開する住信SBIネット銀行は8月下旬、営業開始から5年11カ月でローン取扱額が1兆5000億円を突破。「想定以上のスピードで達成できた」(広報)という。住宅が密集する大都市圏ではメガバンクの存在感が大きいが、地方都市では地方銀行が地元の住宅開発案件などに食い込み、住宅ローン需要を囲い込む戦略に力を入れている。