住宅ローンの金利【拡大】
住宅金融支援機構によると、全国の銀行(大手銀と地銀)が扱う住宅ローンの残高は2008年度末に100兆円、12年度末には110兆円を超えた。銀行の貸出残高に占める住宅ローンの割合も10年前の20%前後から、直近では27%台に上昇している。
ただ、金利引き下げ競争が銀行の経営にもたらす悪影響を懸念する指摘も少なくない。
頭金の割合年々低下
日銀は4月に発表したリポートで、頭金の割合が年を追うごとに低下傾向にあり、銀行が住宅ローンの融資条件を緩めていると指摘した。統計上、住宅購入にかかる費用のうち頭金の割合が低いほど債務不履行(デフォルト)が増える傾向が分かっている。リポートでは「金利低下と融資基準の緩和が続けば信用コストが増大し、住宅ローンの採算が一段と悪化する可能性がある」と警鐘を鳴らした。