進む機能高度化
一方、事業縮小で生き残りを目指すのはオリンパス。笹宏行社長は10日、一眼レフデジカメの新規開発を見合わせると表明した。2万円以下の「Vシリーズ」など低価格のコンパクトデジカメからの撤退や生産拠点の集約も既に決めており、得意とするミラーレス一眼デジカメに経営資源を集中し、カメラ事業の営業赤字の解消を目指す。
富士フイルムも、コスト削減を目的に6月にデジカメを担当する事業部と放送用レンズなどの事業部を統合。さらに1万円前後のモデルを中心にコンパクトタイプの機種数を半減させ、高価格モデルなどに注力する。
カメラ映像機器工業会によると、ピークの10年に1億2146万台に達した日本メーカーのデジカメの総出荷台数は、13年は8700万台にまで減る見込み。特にレンズ一体型のコンパクトデジカメの低迷ぶりが目立ち、13年は10年(1億857万台)より約4割少ない6430万台に落ち込むと予測している。