背景には急速に進むスマホの世界的な普及がある。スマホは撮った写真をその場でメールに添付して送信したり、「フェイスブック」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に掲載ができる手軽さが売り。約2000万画素の画像センサーを搭載したモデルが登場するなどカメラ機能の高度化も進み、デジカメ需要の一部を奪っている。
デジカメの世界シェアで首位を争うキヤノンとニコンの2強も、スマホに押されている。
コンデジ主体の下位メーカーは撤退も
キヤノンは7月に13年12月期の連結最終利益の見通しを、従来予想より300億円少ない2600億円に下方修正。コンパクトタイプの年間販売台数は4月に続く2度目の下方修正を余儀なくされ、従来の1450万台を1400万台に引き下げた。