さらに、京とともに兵庫県佐用町の播磨科学公園都市にある大型放射光施設「スプリング8」や「SACLA」を所有する理化学研究所は、SACLAと京をインターネット回線でつなぎ、SACLAのデータを京で解析する実験を近くスタートする。
タンパク質の一瞬の動きや変化について、原子レベルでとらえるSACLAが撮影した大容量の瞬間画像を3D(立体)化したり、瞬間画像をもとにタンパク質の動きをシミュレーションしたりするには高速処理できるスパコンが便利だ。例えば従来のスパコンではSACLAの画像処理に約2時間かかっていたが、京なら約20分で処理できる。スプリング8との連携も視野に入っており、化合物がタンパク質にどう作用するかを克明に解き明かすことができれば、日本発の新薬が関西から相次ぎ生まれる可能性が広がる。