コマツとキャタピラーの業績【拡大】
「自動化」から進化
D61PXi-23は、全地球衛星ナビゲーションシステム(GNSS)などを使って車体の位置や姿勢、ブレードの角度などを把握。土砂がブレードにたまり車体がスリップするのを避けるためブレードを動かす機能を搭載するなど、従来の「自動化建機」から大きく進化させた。
建機マーケティング本部の山本義実主査は「作業の負荷に応じて自動でブレードを制御し、粗(あら)掘削から整地仕上げまでシームレスで行える」と胸を張る。
これまでブルドーザーを運転し、ブレードをうまく操作するにはオペレーターの熟練した技術が必要だった。さらに、施工では人間が現場に入って、削った場所を図面通りか何度も確認しながら作業を進めていた。
これに対し、D61PXi-23は、3次元設計データに基づいて施工。自動でブレードが動いて土を削り、図面通りの滑らかな表面に仕上げてくれる。この結果、作業効率は従来と比べて4割以上改善。燃料や人件費などのコスト削減につながるうえ、現場に人が立ち入る機会が減ることで安全性も向上する。