この不均衡が、入会直後の女性に襲いかかり、多くの女性がメッセージの数に圧倒されて使うのをやめてしまう。ティンダーでは、待ち行列の仕組みによってこれが起こらない。男性も女性も、写真を眺めて投票すればいいだけだ。
好きも嫌いも、性格やプロフィルデータによってではなく、写真一つで決まってしまうため、どの写真を使うかがティンダーでのあなたの成功の鍵を握る。アメリカには、競争力を高めるために画像修正アプリを利用している人もいるようだ。
勇気出さずに告白
ティンダーの利用には懸念もある。例えば、このアプリが利用者のフェイスブック上のデータへアクセスし、何に「いいね!」をしたか、年齢、故郷、職業など言うならば個人宛てのメッセージを除くほとんどすべての情報を取り込んで利用しているところだ。一度データが渡ってしまえば、二度と取り戻せないため、こういうことをするアプリに対して私はいつも神経質になってしまう。明確な収益化モデルが定まっていないアプリの場合は尚更だ。