アップルのスマートフォン「iPhone5s」(右手前)と「iPhone5c」(左奥)【拡大】
ドコモは品薄対策として、ショップや量販店向け出荷を通常の複数機種の同梱方式ではなくアイフォーン単独でのリアルタイム出荷に切り替えた。
一方、KDDIは「5c」と基本性能が変わらない旧モデル「5」を在庫処理を兼ねて代替機種として実質0円で提供している。実際、KDDIが1カ月間に最も売りさばいたのは「5」だったようだ。
BCNによると14~20日の機種別シェアは、KDDIの「5」(16ギガバイト)がソフトバンクの「5s」(64ギガバイト)に次いで2位だった。このため「5」を加えたアイフォーン全体のシェアはKDDIが32.6%で、27.1%のドコモと入れ替わる。
出荷量が安定するとみられる11月以降は年末商戦の幕開け。各社とも販促活動を強化するのは必至で、販売競争が本格化するのはそれからになりそうだ。