電機大手の2013年9月中間連結決算【拡大】
リストラ策強化示唆
これに対し、パナソニックやシャープの構造改革は依然、「利益重視の守りの改革」(業界関係者)が主だ。
パナソニックは通期最終利益を1000億円(従来予想は500億円)に大幅に引き上げたが、利益拡大の原動力は大胆なリストラ。この日も薄型テレビの主力部品だったプラズマディスプレーパネル(PDP)の生産を終了すると正式に発表。液晶との競争に敗れ、「負の遺産」の象徴だったPDPと決別する。
同社は、トルコで配線器具などを手がけるヴィコを約460億円で買収すると発表するなど攻めの一端も示したが、構造改革の俎上(そじょう)にあがる半導体事業について津賀一宏社長はこの日の会見で、「ありとあらゆる可能性を探っている」とリストラ策強化を示唆した。
シャープの高橋興三社長はこの日の会見で、マキタ、LIXILグループ、デンソーを引受先とする第三者割当増資と、10月末までに確定した公募増資により、「自己資本比率が12%程度に改善する」との見通しを表明し、さらなる財務改善に意欲を示した。