“プラズマ神話”破壊するパナソニック 「大政奉還」封じる意味とは? (4/6ページ)

2013.11.8 06:00

松下幸之助歴史館の玄関に立つ幸之助氏の銅像=大阪府門真市

松下幸之助歴史館の玄関に立つ幸之助氏の銅像=大阪府門真市【拡大】

 実際、豊田社長はグループの求心力の象徴として世界的な景気後退や米国での大規模リコール(回収・無償修理)問題などの危機を乗り切り、世界販売1千万台に挑んでいる。

 しかしパナソニックにとって創業家はトヨタとは意味合いが異なる。中村氏は社長時代、バブル期の過大投資で経営危機に陥った松下家と関係の深い不動産会社、松下興産(現MID都市開発)の破綻処理を手がけ多額の資金も投入した。

 このこともあり、松下家は経営に口出しできなくなった。関係者は「パナソニックにとって創業家と経営の分離は長年の課題。大政奉還の可能性があれば中村氏はやめるにやめられない」と話す。

 結局、会長職には、稼ぎ頭への成長が期待される住宅設備関連部門を率いるパナソニック電工出身の長栄周作氏が就任した。

今なお「経営の神様」と呼ばれた幸之助氏の影響力が絶大だ

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