しかし、BWRの再稼働は容易ではない。
先行4社の6原発はいずれも加圧水型軽水炉(PWR)で、放射性物質を取り除くフィルター付きベント(排気)設備の設置に5年間の猶予が認められるが、BWRでは必須条件とされる。
東電は6、7号機で来年春までの設置を目指すが、PWRと比べてハードルが高いのは確かだ。
また、6、7号機の真下などには活断層があるとの疑いがあり、規制委が再調査を求めるようなことがあれば審査が長引く可能性もある。
審査と並行し、東電と政府の原子力損害賠償支援機構は再建計画の見直しに向け、三井住友、三菱東京UFJ、みずほの3メガバンクと日本政策投資銀行などと協議。火力発電所の建て替えなどの成長戦略の実現のため、2兆円規模に上る将来的な資金協力を求めているが、再稼働が困難になれば、こうした巨額の新規融資にも影響する恐れがある。