米自動車最大手のゼネラル・モーターズ(GM)が経営改革を加速している。公的管理を脱却し、生え抜きの女性トップが誕生。業績も堅調で再建から成長路線へとギアを加速するが、仏大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA)への出資解消を12日に発表するなど海外事業の見直しも急務だ。
再建進み大政奉還
「転換期を迎えた米製造業にとって一里塚だ」(ウォールストリート・ジャーナル紙)。米メディアがこぞって特集するなど、今や時の人。年明けに退任するアカーソン最高経営責任者(CEO)からバトンを引き継ぐバーラ上級副社長は、世界の自動車大手で初の女性トップに就く。
ただ、アカーソン氏が「実力で選んだ」と強調するように、技術者のバーラ氏は開発部門トップに抜擢(ばってき)され、破綻で滞った中・小型車の開発を主導し、再建に貢献した。政府が選んだ外部出身のトップが2代続いたが、ようやく「大政奉還」できるまで再建が進んだ象徴ともいえる。