欧州が頭痛の種
だが、中国以外の海外事業は軌道に乗っていない。最大の頭痛の種は赤字続きの欧州だ。
2月にPSAと包括提携を発表したが、PSAが中国大手の東風汽車集団との提携交渉にくら替えし、GMはPSAへの出資解消を決断。事業協力は細々と続くが、独子会社オペルのリストラを含め欧州戦略は土台から見直しを余儀なくされる。
コスト増で採算に苦しむオーストラリアでの生産撤退も11日に表明。韓国からの輸出に切り替えるとの観測もある。
バーラ氏も「近年最も健全な財務を背景に、GMは刺激に満ちた時期にある」と語るように、ドル箱の米国で稼いだ資金で海外にどれだけ収益基盤を築けるかが今後のかぎを握る。(ワシントン 柿内公輔)