軍事パレードに登場した韓国軍の水陸両用車(中央)。背景はインドのチェンナイ港に並ぶ現代自動車の乗用車(ロイター)【拡大】
現代自“右傾化”のワケは…
中央日報によると、採用試験だけでなく、現代自は歴史意識を高めるため、9月から大学教授を招待して全社員を対象に講義を行っているという。この現代自の“右傾化”が進行している背景には「業績低迷があるのは間違いない」(関係者)。
現代自は今夏、労使による賃金交渉が暗礁に乗り上げ、労組側が断続的な時限ストライキを実施。その影響で生産量が大幅に落ちるとともに、国内外で企業のブランドイメージが失墜したといわれている。
実際、韓国では圧倒的な強さをみせてきた現代自だが、11月の国内シェアは70%台(グループの起亜自動車を含む)に低迷。今年1~7月は80%台をキープしてきたものの、8月以降は4カ月連続で70%台にとどまっている。自国での販売不振にあえぐ中、現代自は明確な歴史観をもつことが競争力強化につながるという独自理論の“右傾化”で業績打開を図ろうとしているわけだ。