東芝、英原発事業会社を買収 スペイン電力大手から145億円

2013.12.25 05:00

 東芝はスペインの電力大手イベルドロラから、英国の原子力発電事業会社「ニュージェン」の株式50%を取得することで合意した。取得価格は約8500万ポンド(約145億円)。東芝は事業会社を買収することで、設備納入などの機会を手にする狙いがある。

 イベルドロラが23日に発表した。ニュージェンはイベルドロラとフランスの電力大手GDFスエズが折半出資。英中部のセラフィールドで出力360万キロワットの原発の建設を計画している。

 東芝はGDFスエズからもニュージェン株の一部を取得し、過半数を保有する見込み。子会社の米ウェスチングハウス(WH)の設備の納入を目指す。原発建設後はニュージェンの経営権を売却するとみられる。

 ドイツなどで「脱原発」の動きが広がる一方、英国政府は原発建設を推進している。昨年には、日立製作所が英国の原子力発電事業会社「ホライズン・ニュークリア・パワー」をドイツの電力大手から買収し、原発を建設する準備を進めている。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。