専門商社の山善(大阪市)の売れ筋は、センサー付きのこたつ(80センチ角で約1万3800円)とセラミックファンヒーター(約7600円)だ。いずれも海外での大量生産などにより、コストを抑えている。同社はジェネリック家電の売上高を、平成24年度の約300億円から、3~4年後に倍以上の約700億円に拡大する方針だ。
生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は2口IHクッキングヒーター(参考価格2万5千円)が好調。コンセントにつなぐだけですぐに使えるのが特徴で、単身赴任者やシニア世代に人気という。
増税後の販売の落ち込みを懸念する流通業界も、ジェネリック家電に目をつけ始めた。イオンはプライベートブランド(PB、自主企画)「トップバリュ」で、昨年3月に扱い始めた家電を26年度に120品目まで広げる。