関空を運営する新関西国際空港会社が発表した平成25年度上半期(4~9月)の運営概況(速報値)によると、関空の国際線の外国人旅客数は前年同期比27%増の245万222人と、過去最高を記録。経済成長が続く東南アジアの富裕層の訪日も増えており、狙い通りの展開となっている。
「2014年問題」
東京都心では19年の「ザ・ペニンシュラ東京」の開業、その前後の外資系高級ホテルの空前の進出ラッシュがホテル客室の供給過剰を招く「2007年問題」を生じさせるとされた。
一足先に進出ラッシュが起きた東京と同様に、関西でも大阪マリオット都ホテルやザ・リッツ・カールトン京都が開業する今年を境に、「2014年問題」が起きる可能性がある。実際、既存ホテルでは「供給過剰に陥る」(大阪市内の外資系ホテル関係者)との懸念が強まっている。