【底流】日本勢、技術優位も時間勝負の総力戦 イラク巡る国際競争 (4/5ページ)

2014.1.19 07:00

 今後期待されるのは、石油開発に伴い、現在多くを大気中に放出している随伴ガスの有効活用だ。三菱商事は随伴ガス回収事業に参画し、18年以降の液化天然ガス(LNG)輸出を計画する。一方、TECと三井物産は国際協力機構(JICA)の支援も得て、イラク政府向けに随伴ガスの生産から国内流通、消費までの青写真に相当するガス需給計画を策定中だ。

 三井物産は「2020年に向けて肥料工場や石油化学で農業の活性化や産業振興による国づくりの方向性を示したい」(プロジェクト開発第二部の天野達郎室長)と意気込む。

 戦後復興をめぐるイラクの巨大市場は世界の主戦場だ。米ゼネラル・エレクトリック(GE)は大型ガスタービンを受注し、仏アルストムも首都地下鉄受注で優勢にある。

今も稼働する技術への信頼感だ

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