関電が再稼働を目指している大飯原発4号機(左)と3号機=福井県おおい町【拡大】
修正は「誤解を避けるため」で、内容や意味が変わるわけではないとしたが、背景には都知事選で「脱原発」が争点化されていることへの“配慮”もあるとされる。同計画の閣議決定は1月中という当初の見通しも、2月以降にずれこむ可能性が濃厚になった。
前述の電力会社幹部は、「昨年12月に出た基本計画の素案は、リプレース(建て替え)まで具体的に踏み込めておらず、不十分だった」と指摘。その上で、「もしこれ以上、基本計画の内容が弱まれば、原発を抱える事業者にとってはかなりの痛手になる。国の政策にこれ以上影響が生じるのだけは正直、避けたい」と打ち明けた。
全国の電力消費量の1割近くを占める東京都。2020年の五輪開催地であることから、都知事の発信力は国際的にも今後さらに注目が集まることになる。有権者の判断を、国内外の幅広い関係者が注視している。(板東和正)