いすゞ自動車が7日発表した2013年4~12月期連結決算は、営業利益が47.2%増の1329億円、最終利益は38.2%増の894億円となり、いずれも4~12月期として過去最高を記録した。売上高は9.0%増の1兆2922億円で、増収増益となった。反政府デモの影響で景気が減速しているタイでは、ピックアップトラックや商用車の需要が落ち込んで生産調整を実施した。ただ、円安による輸出採算の改善や好調な国内販売が寄与し、利益面でカバーした。14年3月期の業績見通しは過去最高の最終利益1150億円を見込む従来予想を据え置いている。