■課題解決型で議論
□進藤孝生副社長
--業績は好調だ
「アベノミクスで日本経済は脱デフレに向かい、鉄鋼需要もしっかりしている。世界的には供給能力過剰で5億トンの需給ギャップがあるが、経営統合も順調で、悪くない環境だ」
--交渉にはどんなスタンスで臨むのか
「隔年交渉を始めた1998年以来、基本賃金だけではなく、幅広く労働条件や労働者の課題を議論する“課題解決型交渉”を行っている。賞与については業績連動型にした。今回も業績連動型賞与と課題解決型の賃金改善交渉で議論する」
--2年間3500円ずつの要求をどう見るか
「国際競争力を向上し、鉄鋼業が魅力ある産業、企業であることも維持しなくてはならず、それを軸として議論していく」
--今春闘を前に政府が異例の賃上げ要請をしたが
「企業の経営状況はそれぞれで、そこで支払い能力が決まる。還元の程度や内容は個別企業の労使に任せてもらわざるをえない」