“バブル世代”が契約満期でガラケー回帰か
スマホ人気に火が付いたのは平成20年。ソフトバンクモバイルがiPhoneを発売したのがきっかけだ。22年にはKDDI(au)とNTTドコモもスマホを主力として一斉に投入し始め、この時期から“スマホ・バブル”が始まった。
IT専門の調査会社「MM総研」(東京都港区)によると、25年12月末のスマホ契約数は約5328万件。9月末に初めて5千万件を超えた。ガラケーは約6658万でまだスマホを上回っているが、26年度後半にはスマホがガラケーを逆転する見込みだという。
また、電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)によると、昨年11月の移動電話(携帯電話・PHS)の国内出荷台数は254万6千台。うちスマホは144万4千台で、全体の56・7%、冬商品モデルの出荷が始まった10月には60・2%を占めた。