国内メーカーのレンズ交換式デジカメ出荷台数【拡大】
このため、ニコンは世界共通だった商品ラインアップを変更し、国や地域の特性に合わせる戦略に出る。
コンパクト型に先行する形でスマホが浸透している新興国ではスマホとの連携を高めた機種や価格を抑えた機種を展開する一方、先進国ではスポーツや自然など撮影対象に特化した機種も投入する方針だ。
レンズ交換式はフィルムカメラからの買い替えなどで需要が拡大。優れた画質や多彩な表現ができる性能の高さで愛好家を引き付け、「(リーマン・ショックなどで)景気が思わしくない中でも力強く伸びてきた」(キヤノンの田中稔三副社長)。
だが、スマホに需要を奪われて11年から販売減が続くコンパクト型の後を追うように、13年は急ブレーキに見舞われた。