96年度は125億円だったダイキンの中国での空調売上高は伸び続け、2007年度に1000億円を突破。12年度には2000億円を超え、今年度は2720億円を見込んでいる。中国で高級品ブランドの地位を確立し、「空調のベンツ」とまで称されるダイキンのエアコン。中国でのインバーター技術の普及率は6割近くに達している。
日中関係の悪化で、中国での事業展開には暗雲が立ちこめている。中国国家観光局によると、2013年に中国を訪れた日本人は前年比18・2%減の287万7500人で、10年ぶりに300万人を割り込んだ。大幅減となったのは観光目的(35%減)だが、ビジネス目的も4・1%減少した。
M&A(企業の合併・買収)助言会社のレコフによると、13年の日本企業による中国企業へのM&Aは半減したが、東南アジアには件数、金額とも過去最高を記録。「チャイナ・プラス・ワン」への流れが鮮明になった。