それでもなお、ダイキンが中国で積極的なビジネス展開をするのはなぜか。ある中国担当役員は、「例えば、中国がアメリカと敵対関係にあるからと言って、中国人はコーラを飲むことをやめない」と話す。
確かに、米旅行情報サイト「トラベルズー」の調査では、中国の富裕層や中間層に人気の海外旅行先で、昨年10位だった日本が今年はトップに浮上。円安で買い物やグルメに割安感が強まっているためとみられ、「政治と観光は別と考える中国人が増えている」(上海の旅行代理店)という。トヨタと日産、ホンダの3社も昨年、中国での販売が過去最高を記録した。
クボタが中国で販売する製品は、世界で唯一英語のアルファベットを使わない「久保田」という漢字表記。中国人には「水田が長く発展することを連想させる」と、前向きに受け入れられている。