ローソンは記録的大雪で物流がストップした山梨県にヘリコプターで即席麺を配送した=18日、山梨県甲斐市(日本航空学園提供)【拡大】
記録的な大雪となった週末から2日がたった18日、流通各社は雪の影響で物流が滞っている地域への商品供給に追われた。関東甲信越地方では20日以降、再び降雪の可能性があるとの予報もあり、買いだめや積雪対策に走る消費者向けの商材強化にも動き始めている。
セブン&アイ・ホールディングスは18日、山梨、長野両県にヘリコプターで商品を配送した。ヘリでの配送は17日の山梨に続き2日目で、山梨県内と長野県佐久地方のセブン-イレブン各店に袋入りラーメン7000個など計1万2000食を分配。19日には山梨、群馬県にもヘリを飛ばす。イトーヨーカドーではアリオ上田店(長野県上田市)に牛乳やタマゴなどを配送するほか、上田市、真田町の公民館などで移動販売も実施。甲府昭和店(山梨県昭和町)にもカット野菜など8000食を配送する。