こういった機能を入れ込みながら、本体の重さは約180グラム、厚さ22ミリとポケットにすっぽり収まるサイズ。携帯してさまざまなシーンで活用できる。
動画コンテストを開催
エントリー層向けのビデオカメラはスマートフォンなどの携帯端末に押されてか、世界的には市場縮小傾向が見られる。しかし、同社で新製品の市場導入を担当する清水まり子さん(イメージコミュニケーション事業本部第四事業部課長)は「動画を撮りたいという人口は減っていない」と語る。「撮影対象が日常生活やイベントから、趣味など自分の関心事に移っている。撮りたいものに特化した製品にすれば売れる」と考えた。
さらに、趣味動画の分野では「アクションカメラ」や「ウエアラブル(装着型)カメラ」と呼ばれる製品が話題となっているが、こういった製品は自分の目線の動画を撮る目的が中心。これに対し「自分自身を画面に入れ込んで撮影する需要が増えている」(清水さん)と、新たな市場を作り出せる感触を得たという。