桑名市にスマート住宅 大和ハウス工業が開発 モビリティーも導入

2014.3.10 05:00

 大和ハウス工業は、三重県桑名市に64棟からなる分譲住宅群「スマ・エコ タウン 陽だまりの丘(仮称)」を開発する。

 南側斜面には、容量が約100キロワットの「街の発電所」を建設し、その売電収益を住宅の維持管理や外壁のリフォームなどに活用する。各住宅には3キロワット以上の太陽光発電パネルやHEMS(家庭内エネルギー管理システム)、家庭用リチウムイオン蓄電池などを設置する。

 各戸のHEMSを通じて集計したデータに基づき、街全体のエネルギー状況の「見える化」にも取り組む。省エネ貢献度によって入居者にはポイントが付与され、住宅のメンテナンスに充てることができる。

 また環境性に優れた2人乗りの超小型電動モビリティーを導入。入居者の利用を通じ移動手段としての将来性を検証する。車両拠点には太陽光発電と蓄電池を設置し、車両の充電などに電力を供給する。入居は2015年7月を予定している。

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