東芝が開発した呼気分析装置。息を吹き込むだけで、健康状態を判断できる【拡大】
電機各社は医療などヘルスケア事業の取り組みを加速している。東芝は18日、装置内に息を吹き込むだけで健康状態を確認できる呼気分析装置を開発し、2015年以降に実用化すると発表した。富士通も同日、膨大な情報を分析して活用するビッグデータと最先端医療を融合し、同事業の売上高を5年後に約2倍の2000億円に引き上げることを明らかにした。
東芝は半導体製造の分析技術を応用し、人が吐く微量ガス濃度を測定する呼気分析装置を開発した。これまでは、注射器に空気をためて質量分析装置に注入して測定していたが、東芝の装置は息を吹き込むだけで二日酔いや肥満、糖尿病、腸内環境などの成分を30秒で検出できる。
今後、早稲田大学や医療機関などと共同研究を行い装置の有効性を実証し、病気かどうか判断できるようにする。東芝はヘルスケア事業を経営を支える第3の柱としており、17年度に売上高を現在の2.5倍の1兆円に引き上げる。今回の取り組みもその一環。