IDCジャパン(東京都千代田区)の調査によると昨年末時点でXPの利用者数は法人が723万台、個人が597万台もある。MSは12年半にわたりXPのサポートを続けてきたが、「4月9日以降はXPのサポートは一切しない」(日本MSの高橋正和チーフセキュリティアドバイザー)として、XPの利用者をセキュリティー機能の高い次世代OSに移行させたい考えだ。
さらに消費税率の引き上げも重なり、パソコンメーカーは特需に沸いている。富士通はパソコン事業が前期が最終赤字だったが、今期は黒字に転じる見込みだ。
ただ、パソコン市場の先行きは明るくない。パソコン各社は「(XP搭載機)買い替えの動きは2014年度前半まで若干残るが、4月以降の反動減はある程度覚悟している」(富士通)など駆け込み後の大幅な反動減を懸念している。
さらにIDCジャパンの調査で13年の出荷台数が前年比67.2%増の743万台を記録したタブレット端末は今後も成長を持続し、パソコン市場を浸食し続ける見通しだ。「パソコン販売の盛況ぶりは今回が最後になる」(電機メーカー幹部)との悲観的な見方も出ている。