高嶋哲夫さんが以前使っていたNECのワープロ「文豪ミニ」【拡大】
みなさんは、「地球シミュレータ」「京(けい)」をご存じだろうか。
それぞれある時期、世界最速を誇った、日本のスーパーコンピューターだ。
気象予測、天文学、化学計算、物理シミュレーションなど、科学計算を行うために開発された。「京」は1秒間に10ペタフロップス=10の16乗、つまり1京(けい)回の計算ができる。
僕の小説、『M8』『TSUNAMI』『東京大洪水』には「地球シミュレータ」が、『首都崩壊』には「京」が出て来る。
主人公たちはそれぞれ、科学知識とコンピューター技術を駆使して、地震・津波のコンピューター・シミュレーションを行い、被害を最小限に食い止める。
「京」は現在も神戸・ポートアイランドの理化学研究所で数々の最先端科学の計算を行っている。
10年以上前に書いた、『イントゥルーダー』では、スーパーコンピューターの開発者が主人公だった。
40年以上前になるが、修士論文の実験データ解析ではコンピューターを使った。
大学卒業後、日本原子力研究所(現日本原子力研究開発機構)の研究員としてしばらく働いた。ここでは、JT-60という、当時では世界最大のトカマク型核融合実験装置の研究開発に携わった。