生命保険、魅力向上へ追い風 柔軟な利回り変更、解約率抑制にも期待 (2/3ページ)

2014.4.21 06:41

 「定額型」勧めやすく

 ルール変更で最も恩恵を受けるのは一時払いの終身保険だ。明治安田生命保険の幹部は「内容がシンプルな商品を提供しやすくなる」と話す。貯蓄性には運用成績に応じて予定利率を変える「変額型」の商品もあるが、より顧客に分かりやすい「定額型」の商品を顧客に勧めやすくなるからだ。

 一時払いの貯蓄性商品は、大手4社だけでも年間5兆円もの保険料収入がある売れ筋商品。今後、各社は魅力ある商品開発を検討している。

 また、ルール変更は「リスク管理の視点でも非常に意味がある」(第一生命保険首脳)。金利上昇時に商品の解約率が高まれば、解約返戻金の支払いに充当しようと保有国債を売って売却損を計上するリスクがある。自己資本が傷み、信用力が低下しかねないだけに、一部の生保は貯蓄性商品が売れすぎないよう販売に上限を設けているほどだ。ルールが変わって解約率を抑えやすくなれば、リスク管理の負担は軽減する。

金利が上がる際には追い風になるが、下がる際は競争激化

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