日立、中国に世界最速エレベーター 三菱電機、東芝との覇権争い激化 (2/2ページ)

2014.4.22 06:58

 中国は、エレベーターの新規受注が13年度に45万台に達し、世界の約6割を占める一大市場。このため、「(今回の記録達成は)日立の存在感を示す絶好のチャンス」(日立製作所都市開発システム社の池村敏郎社長)ととらえる。

 電機メーカー各社はこれまで、エレベーターの高速化の記録を塗り替えようと、技術開発を重ねてきた。これまでのエレベーターの最高速度は、三菱電機が開発し、今年の年末に完成する中国・上海タワーに設置される予定の分速1080メートルだったが、日立はこれを上回った。

 最高速を更新することは、「技術力を示せるだけでなく、企業ブランドの認知度向上にもつながる」(日立製作所都市開発システム社)だけに、速度競争は一層熱を帯びそうだ。

 ■世界最速エレベーター記録更新の経緯

 稼働年   企業名     施設名(高さ)              分速

 1993年 三菱電機    横浜ランドマークタワー(296メートル)  750メートル

 2004年 東芝エレベータ 台北国際金融センター(508メートル)  1010メートル

               (台北101)

   14年 三菱電機    上海タワー(632メートル)       1080メートル

   16年 日立製作所   広州周大福金融中心(530メートル)   1200メートル

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