2014年3月期決算を発表する東京ガスの広瀬道明社長(中央)=28日、東京都千代田区【拡大】
しかし、2~3年後に電力・ガス市場が全面自由化されれば、企業や人口が集積する首都圏のエネルギー市場争奪戦は活発化する。
東ガスも電力事業を強化し、国内の発電所を現在の200万キロワットから20年度には最大500万キロワットに増やす。中国電力とJFEスチールが首都圏で検討中の火力発電所から電気を購入する案もあるという。
そんな中、東電は6月以降、火力発電で600万キロワット分の入札を実施する。東ガスには、燃料調達から発電まで東電と包括的に手を結ぶか、自前の発電所と他社からの購入電力で東電と“全面戦争”するか、あるいはどちらにも少しずつ手を出すか-といった選択肢がある。広瀬社長の手腕が試されそうだ。(藤原章裕)