サイバー攻撃を遠隔監視するNECのセキュリティーオペレーションセンター=16日、東京都港区【拡大】
情報通信研究機構(NICT)の観測システムによると、昨年の国内外からのサイバー攻撃関連のパケット通信数は、調査を開始した05年比41.5倍の128億まで拡大している。
サイバー攻撃を遠隔監視するサービスへの需要は年々高まっており、現在、日本IBMや富士通、NTTコミュニケーションズなどが24時間、365日体制でサービスを提供している。
ただ「国内にはハッカーの巧妙な攻撃を解析し、素早く対応できる人材が足りない」(NEC関係者)との声もあり、セキュリティー関連の人材育成が急務となっている。