ギブソンは、フェンダーのストラトキャスターと人気を二分する看板商品「レス・ポール」モデルで、必要な軽量な木材が入手しにくくなったため、重い素材を使いつつ表から見えないところをくり抜いて軽量化したことがある。木材の確保には悩まされ通しだ。
アコースティックギター大手のC・F・マーティン(米ペンシルベニア州ナザレス)では、従来の一枚板に加えて合板を用いたギターも製作するようになった。良質な素材を使った高級ギターで知られる同社だが、現状のままではいずれビジネスを持続できなくなると判断した。
フェンダーが主に使う木材は、ギブソンやマーティンが調達に苦労しているのとは違う種類。今のところ大きな影響は出ていない。しかし、フェンダーも商品によっては木を継ぎ足して必要な大きさにすることも多くなったとされる。
保守層に革新アピール?
エレキギターを買うロックファンは意外と保守的で、スターが使ったものと同じスペック、風合いを求め、1950~60年代に製造されたヴィンテージやそのレプリカが人気だ。このため、代替材を使ったり木材をくり抜いたりしたギブソンは、熱心なファンの反発を招いてしまった。