“焼酎市場の救世主”か 販売2ケタ増…赤芋焼酎にメーカー期待 (1/3ページ)

2014.6.22 07:06

甘い香りで幅広い客層から人気を集めている赤芋焼酎=大阪市浪速区のライフなんば店(大塚聡彦撮影)

甘い香りで幅広い客層から人気を集めている赤芋焼酎=大阪市浪速区のライフなんば店(大塚聡彦撮影)【拡大】

 焼酎市場がブーム一巡で伸び悩む中、赤芋焼酎に注目が集まっている。一般的な芋焼酎のクセのある臭いとは対照的に、柑橘(かんきつ)系を思わせる甘い香りと味わいが特徴。焼酎市場の停滞をよそに、赤芋焼酎の販売は前年より2ケタ増という調査も出てきた。ヘビーユーザーだけでなく女性愛飲者も増え、“焼酎市場の救世主”の呼び声も高まっている。

 香る甘さと飲みやすさ

 「注文が集中しすぎて、一時は出荷をストップすることもあった」

 顔をほころばせるのは、昨秋から赤芋焼酎を本格投入している宝酒造の森三典(みのり)・酒類事業本部長。同社では昨年9月の「一刻者(いっこもん)〈赤〉」を皮切りに、今年2月には「赤よかいち〈芋〉」を発売。いずれも九州産の赤芋を使った本格焼酎で、他メーカーの銘柄とともに市場を盛り上げている。

 蒸留酒のため一般の焼酎と同じく糖質は含まないが、赤芋由来の甘さが香る特徴がある。

「焼酎にあまり親しみがなかった女性層など、新規ユーザーも取り込んでいる」

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