三菱商事は24日、シンガポールの穀物商社のオラム・インターナショナルの傘下にあるオーストラリアの小麦集荷会社、オラム・グレインズ・オーストラリア(OGA)の発行済み株式の8割を約64億円で7月上旬に取得し、買収すると発表した。日本や東南アジア向けに小麦を安定的に供給するのが狙い。
三菱商事は2020年に穀物の取扱量を現在の2倍弱の年2000万トンに引き上げる計画を進めており、今回の買収で小麦の取扱量約100万トンが計画の達成に寄与する。OGAは豪州のニューカッスル港(ニューサウスウェールズ州)にある穀物輸出施設の運営会社の株式を一部保有しており、今秋稼働する最新施設を活用し、コスト面での競争力を強化する。
三菱商事はインドネシアの製粉会社など東南アジア各地に、豪州の子会社を通じて小麦を供給している。インドネシアなどでは麺に加えパン食の普及で小麦需要が増えており、日本向けのうどん原料と合わせ、調達態勢を強化することにした。