【開発物語】「チェキ」女性ニーズつかみV字復活 一時は存亡の岐路に (8/8ページ)

2014.6.30 09:50

カラフルな色を取りそろえ、女性に人気のある「チェキinstaxmini8」(富士フイルム提供)

カラフルな色を取りそろえ、女性に人気のある「チェキinstaxmini8」(富士フイルム提供)【拡大】

  • 香港にある「チェキ」の販売店。アジアでインスタントカメラの人気に火が付いた(富士フイルム提供)
  • アルバムや写真立てなど、チェキの関連商品も充実している
  • チェキの開発やマーケティングの担当者=東京都港区の富士フイルム本社
  • クラシックなデザインの「チェキinstaxmini90ネオクラシック」

 「instaxの名では日本の消費者は反応しない」(外山彩・instax(チェキ)グループグローバル販促担当)と判断し、社内外で愛称を公募。その結果、チェキが選ばれた。「check it」の短縮形で、「撮った写真をその場で見られるという製品の特徴を表現している」(外山さん)。

 結婚式の披露宴や2次会、タレントによるファンとの記念撮影などでも活躍するインスタントカメラ。警察の現場検証では偽造防止のため、インスタントカメラが使われるという。デジタルカメラの写真はパソコンで簡単に修正ができるが、インスタントカメラは事実上、修正が不可能だからだ。

 instaxはインスタント、可能性を示す「X」を掛け合わせたもの。アナログの良さが再評価されたチェキには無限の可能性が広がっているといえそうだ。(松村信仁)

 ≪KEY WORD≫

 チェキ

 富士フイルムが開発製造発売したインスタントカメラ。1998年10月に初代機となる「instax mini10」を投入し、シリーズ化した。インスタントカメラは医療用途や顕微鏡用カメラ、警察の捜査証拠品撮影など、法人利用が多い。しかし、フィルムの大きさを名刺のサイズに統一するなどして、女子中高生のニーズをつかんだ。一時販売低迷したものの、近年はアジアへの販売が伸びている。国内でも、東京・原宿の直営店「ワンダーフォトショップ」などで、本体や関連グッズを販売している。

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