生命保険大手が女性の管理職登用の数値目標を打ち出し、女性の活躍推進に本腰を入れ始めた。日本生命保険は2018年に女性の管理職(課長職以上)を現在より2割多い520人に増やし、明治安田生命保険は17年をめどに内勤女性の管理職比率を現在の1割弱から2割に引き上げる。社員の大半が女性の生保にとって、能力のある女性が活躍できる土壌づくりは競争力向上に直結すると各社はみている。
日本生命は営業職員5万人から150人を選抜して計画的に育成する研修制度で、14年度は選抜人数を1割以上増やす。また、内勤職員向けの社内インターンシップ制度では受講対象を従来の都市部中心の職員から全国の支社の職員に拡大する。「7万人の従業員の9割が女性であり、女性の活躍は経営戦略の一つ」(小林一生取締役)。多くの女性に管理職への意欲を持ってもらいたい考えだ。
明治安田生命は管理職を目指す女性職員を女性が活躍している別の大手企業に短期派遣する研修制度を14年度中に始める。「目標の達成ありきで管理職のポストを増やすのではなく、管理職にふさわしい能力の女性職員を育成する仕組みをつくる」(福家聖剛副社長)。